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宣伝広告費を変動費に近づける

売上は固定費と変動費にわけることができます。

固定費は売上が増えても減っても必ずかかる費用で、設備費とか人件費が含まれます。

変動費は売上に応じて大きさが変わる費用のことで、原材料費や販売手数料が含まれます。

 

広告やチラシで集客しようとするとき、その費用は「宣伝広告費」ですが、この宣伝広告費、通常は固定費に振り分けられます。

理由は「広告費をかけたからと言って売上が上がるかどうかわからないから。因果関係を説明できないから」ということになっています。

でも、広告を出すときの期待は「広告を出して売上を増やす」ということのはず。

つまり広告費を変動費のように期待していますよね。

 

このギャップを埋めていこうとするのが広告の改善活動です。

一度出した広告の成果を測って、もっと反応を良くするための仮説を立てて、改善して、もう一度出してみて、、、というサイクルを何度か繰り返すことで、広告と売上の関係が最大化できるようになります。

その広告を出すといくらの売上になるかも予想できるようになり、結果として広告費を変動費に近づけることができます。

 

このとき、必ず必要なのが広告の効果測定です。

いくらの売上を作るためにいくらの広告費をかけたのかを必ず計測して、いつもその費用感を意識しましょう。

ウェブ広告のようなデジタルの広告媒体はその効果が数値ではっきりわかるので使いやすいでしょう。

紙媒体の広告などのアナログ媒体でも、効果を測れるように工夫して数値で結果を残しておくと改善ができるようになり、広告費を変動費に近づけることができます。

数値で結果が残せないと感覚に頼ることになり、改善策を実施したとしても本当に改善できたのかどうかがわかりにくくなり、時間が経つと忘れてしまったりして後から分析することも難しくなってしまいます。

広告は必ずその効果を記録しておくようにしましょう。

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