ホームページを持つ目的が「集客」だというのなら、以下の5つのポイントができているか確認してみてください。
ホームページに来てもらいたい人がどんな人なのかがはっきりしていないと、この後あげるポイントがブレやすくなります。
ターゲットがどんな人なのか絞り込めば絞り込むほど伝えるべきメッセージがクリアになり、届きやすくなります。
ホームページの役割が「集客」ということではあるのですが、「どこまでがホームページのしごととするか」をはっきりさせましょう。
具体的な数字で測れるゴールを設定するとわかりやすくなります。
ネットショッピングのサイトであれば「サイトからの売上」が「ホームページのゴール」となることがほとんどだと思いますが、直接商品を販売するサイトでなくても明確なゴールを設定することができるはずです。
例えば店舗ビジネスの場合なら「店舗所在地の地図をみてくれた人の数」とか、「電話のリンクから予約の電話をしてもらった数」とか、「資料を請求してくれた人の数」などもホームページのゴールとして設定することができます。
ホームページができることで、「集客に繋がった」とみなせる割合が高いものをゴールに設定しましょう。
ゴールは試行錯誤しながらよりよいものを探し続けることが重要です。
「この数字が増えると集客数が増える」といえるものを探し続けましょう。
「お客様をどんな順にホームページのゴールに誘導するか」をきちんと設計していますか?
コンビニやスーパーなどは、お客様が来店してからお会計までの導線を予測・設計して、よりよく買い物をしていただけるようになっているそうです。
ホームページも同様に、お客様に対して、「次に見るべきページはこれですよ」と暗に示しつつ、ゴールへ向かわせるような設計ができているかいないかが、その効果に影響します。
営業マンが鉄板の営業トークでお客様を誘導するように、ホームページでもお客様をスムーズに誘導して、迷わずに目的を果たしてもらえるような設計をしましょう。
実店舗と違い、ホームページは「お客様の流れを肌で感じる」ということができません。
実際にどれくらいの人が見に来てくれたかは、アクセス解析によってのみわかるようになります。
アクセス解析では他にも、「どのページがよく見られているか」「どんな流れでこのホームページに来てくれたか」「どんな曜日や時間帯にみにきてくれている人が多いか」などを具体的な数値で測ることができます。
どんなホームページもはじめから最高の効果を生むことはできませんし、お客様の趣味嗜好やライバル社の動向などによって変化する世の中に対応していかなければ、成果をあげ続けることは難しいでしょう。
アクセス解析では、そのような世の中の変化を読み取るためのヒントを得られます。
実際のお客様の動きが記録されていますので、分析して改善活動を続ければ必ず成果につながります。
アクセス解析でホームページの状況を把握し、改善活動をおこなっても、それを知っているのが担当者だけ、という状況ではホームページの成果はあがりづらくなってしまいます。
スタッフ全員がホームページの役割を理解し、定期的に現状の成果を数値で確認でき、より良い改善のためにどんな対策が打たれているのかを知っている、という状態になることがとても大切です。
社内の無関心はホームページの放置につながります。
ホームページは、費用をかける以上、利益を生むかコストを削減する役割を持たせなければなりません。
ホームページが会社にどんな効果をもたらしているのか、もたらそうとしているのか、スタッフ全員で共有し、活用する意識を育てましょう。
以上の5点ができていれば、ホームページをしっかり活用できているといえます。
どれも非常に重要なことばかりですが、特に「状況の確認と改善」がなければホームページは必ず使えないものになってしまいます。
ホームページは「作って終わり」ではなく、「定期的に改善しながら活用し倒す」という意識で取り組みましょう。